山川菊栄記念婦人問題研究奨励金
贈呈者及び対象作品
第1回(1981年度)=柴田博美、冨澤真理子、星野弓子、山田敬子
「山川菊栄の研究報告」(婦人問題懇話会会報」
No.34)
第2回(1981年度)=鈴木裕子
『山川菊栄集』全10巻(別巻1巻、岩波書店)の編集・解説
第3回(1983年度)=福井美津子
ポール・デザルマン原著『異文化の女性たち』(新評論)、
ジセール・アリミ原著『女性が自由を選ぶとき』(青山館)の翻訳
第4回(1984年度)=亀山美知子『近代日本看護史TU』(ドメス出版)
第5回(1985年度)=女たちの現在を間う会
『銃後史ノート』第1号〜第10号(JCA出版)
第6回(1986年度)=粟津キヨ『光に向かって咲け』(岩波新書)
グレゴリー・M・フルーグフェルダー『政治と台所』(ドメス出版)
第7回(1987年度)=李順愛、崔映淑、金静伊
李効再原著『分断時代の韓国女性運動』(御茶の水書房)の共同翻訳
第8回(1988年度)=金栄、梁澄子『海を渡った朝鮮人海女』(新宿書房)
有賀夏紀『アメリカーフェミニズムの社会史』(勁草書房)
第9回(1989年度)=大林道子『助産婦の戦後』(勁草書房)
第10回 (1990年度) ※該当作・該当者なし
第11回(1991年度)=浅倉むつ子『男女雇用平等法論』(ドメス出版)
第12回(1992年度)=働くことと性差別を考える三多摩の会編
『女6500人の証言 働く女の胸のうち』('学陽書房)
第13回(1993年度)=大沢真理『企業中心社会を起えて』(時事通信社)、
善積京子『婚外子の杜会学』(世界思想社)
第14回(1994年度)=落合恵美子『21世紀家族へ』(有斐閣)
第15回(1995年度)=ウィメンズセンター大阪『女の月経、女のからだ 子宮内膜症とは』
第16回(1996年度)=浅野千恵『女はなぜやせようとするのか 摂食障害とジェンダー』(剄草書房)、森川万智子『文玉珠 ビルマ戦線楯師団の「慰安婦」だった私』(梨の木舎)
第17回(1997年度)=藤目ゆき『性の歴史学 公娼制度・堕胎罪体制から売春防止法・優生保護法体制へ』(不二出版)
第18回(1998年度)=春日キスヨ『介護とジェンダー男が看とる 女が看とる』(家族社)
第19回(1999年度)=田村雲供『近代ドイツ女性史 市民社会・女性・ナショナリズム』(阿吽社)
第20回(2000年度)=柘植あづみ『文化としての生殖技術』(松籟社)
第21回(2001年度)=天野寛子『戦後日本の女性農業者の地位』(ドメス出版)
特別賞「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク『日本軍性奴隷制を裁く‐2000年「女性国際戦犯法廷」の記録』全5巻 (緑風出版)
第22回(2002年度)=戒能民江『ドメスティック・バイオレンス』(不磨書房)
第31回(2011年度)=大橋史恵『現代中国の移住家事労働者−農村・都市関係と再生産労働のジェンダー・ポリティクス』(御茶の水書房)
第32回(2012年度)=徐阿貴『在日朝鮮人女性による「下位の対抗的な公共圏」の形成− 大阪の夜間中学を核とした運動』(御茶の水書房)
第33回(2013年度)
丸山里美『女性ホームレスとして生きる―貧困と排除の社会学』(世界思想社)
第34回(2014年度) 平井和子『日本占領とジェンダー―米軍・売買春と日本女性たち』(有志舎)、塚原久美『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ―フェミニスト倫理の視点から』(勁草書房)
山川菊栄賞
山川菊栄賞は、正式名称を山川菊栄記念婦人問題研究奨励金といい、山川菊栄記念会が1981年から2014年まで実施していました。山川菊栄の業績などについては、当サイト掲載の
山川菊栄連続学習会をごらんください。
労働者運動資料室はこれまでも選考委員会の会場提供などを行ってきましたが、2004年秋から正式に山川菊栄賞の運営支援団体になりました。山川菊栄記念会には公式サイトがないので、運営支援の一環として当サイトに受賞者一覧などの資料を掲載することにしました。
なお、労働者運動資料室の山川菊栄賞への関わりはあくまで運営支援であり、賞の選考は山川菊栄記念会が決定した選考委員会によって厳正におこなわれていました。