文献資料目次へ  表紙へ
 
 
 社青同第38回定期全国大会宣言
 
 
 

2020年10月24日、25日茨城県潮来市で開催された社青同第38回定期全国大会の宣言。出典は『青年の声』2467号(2020年11月2日号)
 独占資本による搾取の強化は、さまざまな矛盾として労働者の職場、生活で表面化している。雇用形態、経験年数、性差などを背景に職場において生み出される、仲間に「聞けない、教えられない」状況により労働者は分断され、孤立を深めている。「仕事ができない、使えない」とみなされた労働者の切り捨てがあらゆる職場で起きている。それは、「新型コロナウイルス」感染症に端を発する職場環境の改編や、業績悪化を理由とした賃金の切り下げ、雇い止めを容易にし、日本資本主義の、脆弱かつ残忍な本性を白日の下に晒している。
  討論では、抱えきれない仕事量や職場の生き残りを口実にした「同僚を仲間と思わせない」攻撃への加担を強要され、苦悩する同志の心情が報告されるとともに、搾取の強化を拒み、働き方にこだわることで得られた仲間の共感から、自らのたたかう意義を確認した実践が共有された。
 
 職制の無責任な対応で「コロナ」感染のリスクにさらされ、不安を抱える仲間の声を集約し、環境改善を勝ち取った医療職場の報告からは、職場生産点において私たちが実践するたたかいが、非常事態を理由とした合理化攻撃を跳ね返せる確信を得た。
 青年共闘運動では、反核平和の火リレーの開催が困難となるなかでも、実行委員会で運動の意義を議論することで、継続開催や街宣行動を呼びかけた。その努力を通じて、青年と真摯に向き合い、新たな仲間を隊列に迎えることができた。
 
 各級委員会では、「コロナ禍」で活動の縮小・延期を余儀なくされるなか、シンパを含めた支部学習会を継続することで、組織拡大を勝ち取ることができた。さらには、拡大の努力を通じて独習や青年にまなぶ姿勢という同盟員自身や支部の成長につながったという報告を受けた。
  「コロナ禍」における社会や職場の混乱は、独占資本が労働者に限界まで押し付けた合理化による矛盾が、パンデミックとして表面化したに過ぎないことが、大会討論を通して明らかになった。
 
 社青同は結成60周年を迎えた。青年の立場で社会や職場に向き合い、仲間の気分や実態を大切にする作風は、来たる70周年、そして80周年に向けても変わることはない。仲間とともに考え、資本主義社会の矛盾を暴露し、社会主義社会の実現に向けて前進を勝ち取らなければならない。そのために、さまざまな職場の仲間や、新しい社会を建設する青年を私たちの隊列に迎える努力と献身が求められる。全国社青同において、同志と何を実践し、実現したいかを同盟員一人ひとりが考え、それぞれの役割を委員会討論により確認し合うことで、専従配置を実現し、組織・財政・機関紙活動の再建を勝ち取ろう。
 
 反撃の芽は、すでに開き始めている。少なくない青年が私たちの隊列に加わるこの情勢こそが、その証左である。青年が立ち上がってこそ、来るべき社会が作られる。仲間と連帯し、未来を切り拓こう!
 社青同の組織建設と運動強化に向け、さまざまなぶつかりを持ち寄れる班・委員会活動を構築し、古典・資本・仲間にまなぶ実践を強化しよう!
 
                                                              2020年10月25日
                                                          社青同第38回定期大会