青年婦人学生のみなさん
 安保、三池の闘いについで、三たび日本人民の血は流された。
 総選挙闘争を前にして、日本の平和と独立と社会主義の闘いにおけるすぐれた指導者、
日本社会党浅沼委員長は、独占資本とその政府池田内閣の黒い手ー右翼のテロによって倒された。

 わたくしたちは、深い悲しみとはげしいいきどおりをこめて右翼のテロとそれを生み出した根源である日本独占資本の軍国主義とファシズムの政治に断乎とした抗議の闘いをおこすことを訴えます。

 浅沼委員長の虐殺にしめされたように、日本独占資本はアメリカ帝国主義との階級同盟を強化しつつ、自らの帝国主義的体制強化のために新安保条約による軍事体制強化、合理化、政治的反動体制の確立をめざして、労働者階級と勤労人民、なかでも青年に対するファッショ的攻撃をつよめてきています。

 わたくしたちは、この道が青年の未来を崩し、豊かな青春をふみにじるいつかきた道であることを知っています。

 すベての青年のみなさん。
 いまこそ立ち上がろう。三池闘争における久保さんの、安保闘争における樺さんの、いままたファシストの手による浅沼委員長の死を無にしないために、新たな決意をもって闘いに立ち上がることを!

 日本独占資本とその政府池田内閣を倒し、ファシズムの台頭を阻止するために、すベての青年は団結し行動しよう。

 日本社会主義青年同盟は、常にその先頭に立って闘うことを大会の名において誓います。
 また、わたくしたち青年の闘いと運動におけるすべての光先進的、階級的な働き手が、青年の中核的政治同盟である日本社会主義青年同盟の旗のもとに結集し日本青年達の階級的統一のために闘うことをよびかけます。

 すべての青年のみなさん。

 いまこそわが日本社会主義青年同盟とともに、安保破棄・ファシズム粉砕、池田内閣打倒のために大統一行動を起こしましよう。

 そして、総選挙闘争を勝ち抜き平和・独立・民主主義を守る政府をうちたてよう!
 一九六○年一○月一六日
  日本社会主義青年同盟
   結成全国大会
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社青同結成大会宣言
社青同の旗のもと浅沼委員長の屍をのりこえていまこそ立ち上がろう  
                                       
*『社青同』第17号 昭和35年(1960)11月5日掲載。ここでの出典は『青年の声』縮刷版bP(1976.9.15) p52 。写真は社青同結成大会。